マリオネットラインを消す口元のたるみ解消法（今からできる）
マリオネットラインは、顔の頬がたるんでまるでブルドックのように見えちゃって鏡を見る度に本当に嫌ですよね・・・。
マリオネットラインは唇の両脇からあごに向けて伸びる線（しわ）のこと。腹話術人形（マリオネット）の口に似ていることから、こんな呼び名が付いたんですよ。老けて見えるマリオネットラインの今からできる解消法を紹介しますね。
マリオネットラインは口元のたるみが原因。解消法は？
マリオネットラインを消したり薄くするには、どうしてできるのか理由を知ることが先決です。マリオネットラインは口元のたるみによるものがほとんどで、たるむ原因は、口輪筋（こうりんきん）の衰えやお肌表面の非常事態など全部で５つあるんですよ。
老化による筋肉の衰え
口の周りにある口輪筋という筋肉の衰えが大きな原因。年齢を重ねることで衰えだんだん皮膚の重みを支えきれなくなってたるみ、溝ができて線になってしまうんです。
普段行っている習慣や癖
普段、顔の表情に変化が乏しかったり、口元（口角）が下がったままだと口輪筋が使われないのでどんどん衰えていきます。また食べ物を片側だけで噛む癖があると反対側の口輪筋が衰えますし、噛む回数が少なかったりするのも良くないですね。
肌の乾燥
お肌が乾燥した状態が続いてしまうと、お肌の弾力が少ないので笑った時などにできるしわがクセになって戻らなくなり、線がついた状態になってしまいます。
老廃物が溜まる
リンパの流れが悪くて、口の周りに老廃物が溜まってしまうと筋肉が動きづらくなり固まって口角が下がってしまいます。その下がったところの皮膚がしわになり線がついた状態に。
顔の頬に脂肪が多い
頬に脂肪が多いと口輪筋に負担がかかり皮膚がたるみやすく、年齢を重ねるほどたるんだ皮膚がブルドックのように見えてしまいます。小さい頃から肥満体系で顔に脂肪が多い人や昔と比べて「丸くなったな」と感じている人は要注意ですね。
原因からも分かるように、マリオネットラインは口輪筋の衰えと深く関係しています。ついてしまったマリオネットラインですが、ちゃんと解消する方法があるのであきらめないでくださいね。
自分でできる口輪筋のエクササイズ、美容成分・美容器具でお肌にアプローチ、最終的には効果テキメンの美容クリニックでの施術までいろいろありますよ。手軽に自分でできる解消法から順番に紹介していきますね。
口輪筋のエクササイズ
口輪筋を動かしてトレーニング（エクササイズ）することで、衰えている口輪筋を鍛えて口元の線の原因となるたるみを解消できるんです。ここでは２種類のエクササイズを紹介しますが、どちらも３分以内でできてお手軽ですので、ゼヒチャレンジしてみてください！
口を大きく動かすエクササイズ
- １：ほうれい線の上に両手を置き、指の腹で時計回りに10回、反対回りに10回マッサージ
- ２：口をすぼめて前に突き出しゆっくり戻す
- ３：「あ・い・う・え・お」とゆっくり大きく口を開ける。
- ４：口を閉じてニッコリ笑顔。ゆっくりと左右の口元（口角）を引き上げてゆっくり戻します。
これを３セットやりましょう。
ペットボトルを使ったエクササイズ
このエクササイズは、500mlのペットボトルを１本使います。
- １：まず、口を「お」と発声する形にして息を吐ききる
- ２：ペットボトルを唇でくわえて唇を締める※歯で噛んではいけません
- ３：唇に力を入れて息を吸い込み、８数える
- ４：ペットボトルをくわえたまま息を吐き、ペットボトルを離す。
これを３回続けて行います。
どちらも空き時間やテレビを見ながらでも簡単にできるので、日課にするにはもってこいな方法です。
マリオネットラインに効く美容成分を普段からしっかり補給
お肌の美容でおなじみ、お肌の張りやつやを守ってくれるコラーゲンとヒアルロン酸、そしてセラミドが効果的です。なぜなら、加齢とともにコラーゲンやヒアルロン酸が減少してお肌が乾燥し、マリオネットラインの原因であるお肌のたるみになるから。
セラミドは、お肌の一番外側のバリア機能の役割をしていて、外部の刺激からお肌を守っています。けれども、肌が乾燥すると不足して刺激を受けやすくなり、シワやたるみの原因に。つまり、コラーゲンとヒアルロン酸の減少により肌が乾燥し、セラミド不足で外部からの刺激を受けやすくシワ、たるみができてしまうという悪循環。
なので、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドの３つは積極的にお肌に取り入れていくべき美容成分なんです。
これらの成分をカンタンに補給するなら、普段使っている化粧品をスイッチするのが手っ取り早いうえにイチバン安上がり。また、サプリメントによる経口摂取も効果的です。体の外側と内側の両方からケアしてしっかりお肌を保湿することが、マリオネットラインの予防＆解消に役立ちます。
美容器具は有効なの？どんなものを使えばいいの？
マリオネットラインのケアとしては、顔のお肌をリフトアップしてくれる美容器具の使用も効果的です。よく使われているのが美顔器。コロコロローラーやぶるぶる震えるマシンなどいろんな種類がありますが、私がオススメしたいのが振動する美顔器。
人の手ではムリな細かい振動で、口輪筋の引き締め美容成分を浸透させることができますし、巡りを良くしてくれるので、老廃物の溜まりや脂肪の付きすぎによる口元のたるみ解消に使えるんですよ。
特に代表的なものが、超音波美顔器とイオン導入美顔器。それぞれ特徴があるので、あなたの肌の状況に合わせてピッタリな方を選んでくださいね。
超音波美顔器
超音波による非常に細かい振動が肌の奥まで届きます。この振動はマッサージ効果があるのでお肌の血行を良くしたり、リンパの流れを良くして老廃物を流したり溜まるのを防いでくれます。超音波を当てるだけでも細胞が活性化するので、コラーゲンやヒアルロン酸の生成も期待できます。
超音波の周波数によって振動の幅が変わり、お肌の奥まで届くかどうか違ってきますよ。ちなみに、医療の現場で使われているマシンは3MHzが皮膚表層用となっていて、家庭用でも同じ周波数の美顔器が製品化されています。
イオン導入美顔器
イオンを帯びた成分に対してイオンを流して働きかけ、美容成分を肌の奥まで届けます。人の体にはとても微弱な電気が流れていて、その電気でバリアを作り肌を守っています。このバリアを解除して美容成分を浸透させる役目をするのがイオン導入美顔器というわけです。
そして重要なのがイオンを帯びていない成分は肌に浸透できないということです。イオン導入に向いている（浸透効果が期待できる）のはビタミンC誘導体、プラセンタなどでこれらの成分もシワ、たるみに効果的です。コラーゲンやヒアルロン酸は向いていないので気をつけましょう。
つまり、お肌の状態を内側から改善したいなら超音波美顔器、美容成分をしっかりお肌に浸透させたいならイオン導入美顔器ってことですかね。美容化粧品も一緒に使うイオン導入美顔器の方がお財布に負担がありますが、普段の美容液をビタミンC誘導体などが入っているものに変えるだけなので、思ったより負担は軽いかも。根本から治したいなら超音波ですね。
今すぐケアするなら美容クリニック
「今すぐにでもマリオネットラインをなくしたい！」と即解消したかったり、「エクササイズも美顔器も試したけど年齢には勝てない・・・」という場合は、やはり即効性のある美容クリニックでの治療がベストな選択。美容クリニックで良く選ばれている治療法を３つ紹介します。
ヒアルロン酸注射
マリオネットラインにヒアルロン酸を注射して、たるみを目立たなくします。手術時間も短くダウンタイムもほとんどありません。効果は半年から１年くらいで費用は３万円～で比較的安めです。
ボトックス注射
ボトックス注射とは、筋肉収縮や緊張を和らげることで口角を上げて、マリオネットラインを目立たなくします。手術時間は短くダウンタイムはほとんどありません。術後１週間以内には口角が上がってきます。効果は半年ほどで、費用は１万円～と安めです。
ヴィーナスリフト
ヴィーナスリフトとは溶ける糸を使って、皮膚を切除することなく皮膚のたるみを取り除くリフトアップ方法。手術時間は短いが、内出血やむくみ、腫れなどのダウンタイムが多少出る場合もあるようです。個人差はありますが10年前後は持つようですよ。費用は20万円～と高めです。
手軽なのは注射。安いしダウンタイムがないから生活への負担が少ない代わりに、効果の期間が短いです。リフトアップ系の施術になると、「ううぅ」と唸る料金と一時的な腫れがネックですが、注射を何度も打つより安いし手間がかかりません。
今の自分に合う方法を見つけよう！
いかがでしたか？自分でできるトレーニングから美容クリニックでの治療まで様々あります。大事なのは今の自分に合ったマリオネットラインの解消法を見つけること。
まずは自分で手軽に始められる方法からスタートするのがいいですよ。１日でも早く口元の線を消したいなら、口輪筋を鍛えながらスキンケアもすることが必須。エクササイズしながらコラーゲンなどが入った美容化粧品か美顔器を使うのが日常に取り入れやすいケアになるはずです。
もう自分でできることはやったけどあまり効果がないという場合は、最終手段の美容クリニック。しかし、マリオネットラインの手術はメスを使わないとはいえ、ダウンタイムの間は他の人に顔を見せられたものではありません。なので、お手軽な注射からスタートして、それでも気になるならヴィーナスリフトなどのリフトアップ術を提案するドクターもいるんですよ。
